団塊世代とミレニアル世代の違い。なぜ衝突する?これからの日本と働き方の形。

どうも、やまりょうです。

先日、ヤるサロンwasabiサロンの共催で、「団塊世代とミレニアル世代で語る『これからの日本と働き方』」というイベントが行われました。パネルディスカッションの形式です。

 

ミレニアル世代と団塊世代両者の間で起きるギャップの原因を考え、できることを考える。そんなイベントでした。

なぜ両者は対立してしまうのか。そしてその打開策はどこにあるのか。そんなことを考えます。

 

イベントの登壇者

wasabiさん

1991年7月1日生まれ東京出身。(本名:藤沢祐子)2014年獨協大学卒業後、新卒でフリーランスの英日翻訳家/ライターとして2015年春にベルリンに拠点を移す。行き先をドイツに決めたのは、大学在学中にイギリス・マンチェスター大学へ留学し哲学と社会学を専攻したことからドイツ哲学に出会い、大いに感化されたことがきっかけ。現在はライプツィヒに拠点を移し、翻訳家として国内外のクライアントと複数契約するほか、ライター・ブロガーとして本ブログを軸にしつつ他媒体へも積極的に寄稿。

 

個人的なテーマとして、海外移住や新卒フリーランスをはじめとした次世代の生き方やリモートワークの可能性を研究。2016年2月にはモチベーショナルスピーカーとして「TEDx Youth @ Kobe」への登壇も果たし、テクノロジーの発達した現代で「働き方」や「生き方」という概念をどう捉え直していくべきか自身のオピニオンを展開。

 

2017年2月よりオンライン空間を世界的により平等にすべくアラビア語ブログプロジェクト「Digital Nomad for Refugees」を開始。ドイツにいる難民に向けてオンラインでの自活を促す情報を発信している。

引用元:http://wsbi.net/about

るってぃさん

  • 名前:山口 塁(やまぐち るい)/るってぃ オス♂
  • 生年月日:1991年7月31日爆誕
  • 出身地:石川県金沢市(18歳まで金沢)
  • 出身大学:関西大学卒(23歳まで大阪)
  • 卒業後:大手アパレルメーカー就職→10ヶ月で退社(2016年2月)
  • 現在:東京でプロ無職(今ココ)
  • 趣味:くっだらない企画を永遠に考えること、旅、遊びのマネタイズ化

引用:https://rutty07.com/entry/profile/

あんちゃさん

プロブロガー・メディアディレクター。 月間50万人に読まれる当ブログ《まじまじぱーてぃー》運営&恋愛メディア《らぶりりーす》編集長。26歳。25歳のときに会社を辞めてブログで独立しました。趣味は人生哲学と下ネタです。性欲はあんまりありません。 ■詳しいプロフィールはコチラ ■初訪問の方へ:最初に読んでほしい10記事 ■お問い合わせはコチラからどうぞ

引用:https://www.mazimazi-party.com/

Julian Israelさん

Julian Israel

ジュリアン・イズラエル
英語講師、翻訳家、スーツブランドオーナー

私は London 育ちで、イギリス人と日本人のハーフです。昔は寿司屋の見習いもしていました。現在は日系企業のグローバル化(国際的に競り勝つ事)のお手伝いをしております。通常の「ビジネス英語」を超えた英語研修の実施です。

東京に移住したのは 2015 年。London と比べて東京の方が遥かに競争が激しいと日々感じながら、マイペースで独自のコンテンツとレッスンを開発して毎日を過ごしています。

引用:http://businessenglishtokyo.com/profile-julianisrael/

ミレニアル世代と団塊世代。両者の間で起きるギャップの原因を考え、できることを考える。そんなイベント

まず、ミレニアル世代と団塊世代とは、どういった世代のことを指すのかを見てみましょう。

ミレニアル世代

《millennialは、千年紀の、の意》米国で、2000年代に成人あるいは社会人になる世代。1980年代から2000年代初頭までに生まれた人をいうことが多く、ベビーブーマーの子世代にあたるY世代デジタルネイティブと呼ばれる世代と重なる。インターネットが普及した環境で育った最初の世代で、情報リテラシーに優れ、自己中心的であるが、他者の多様な価値観を受け入れ、仲間とのつながりを大切にする傾向があるとされる。M世代新世紀世代ミレニアルズ

引用:コトバンク

団塊世代

第二次大戦直後数年間のベビー-ブーム時に生まれた世代。普通、1947年(昭和22)から1949年にかけての生まれをいう。 〔堺屋太一の同名の小説から

引用:コトバンク

これが2つの世代の定義です。

今回のイベントにおいて、団塊世代に関してはミレニアル世代より上の世代という括りになるのかな?と感じました。

より広い定義で論じられていた気がします。

団塊ジュニア世代とか。

日本において、1971年から1974年までに生まれた世代。ピーク(1973年)は210万人、団塊ピーク(1949年)の270万人より少し少ない。[1][2][3]第二次ベビーブーム世代とも呼ばれる[4]

引用:Wikipedia

ミレニアル世代と団塊世代の間では価値観に大きな違いがあります。

そうした価値観の違いにフォーカスして、今回のイベントは進んでいきました。

 

ミレニアル世代の団塊世代に対する不満がすごい。

今回のイベントに際して、るってぃさんは自身のLINE@にて不満を募集しました。

するとまあたくさんのご意見が(笑)

・「自分の若いときの話を持ち出す」(by 20代女性 会社員)

・過去の栄光にすがらないでください

・法人営業の「とりあえず行け!」みたいなスタイルやめて

・テクノロジーについていけないからって頑なにアナログにこだわるのやめてほしい

・「女は家で~」って発想マジでやめてほしい

色々とすごいですね…(笑)

女性による意見が多く見受けられました。

wasabiさんによれば、国際的にも女性の社会進出が進んでいないという問題はあるとのこと。

日本だけの問題ではないということですね。

実際にイベントに参加している人も、女性が多かったです。

不満を持っている人が多いということの裏付けなのかなと思いました。

 

日本人の世代間格差の原因はコミュニケーション不足?

ジュリアンさんからのこんな意見がありました。

 

日本人はコミュニケーションが不足している。そのため『言いたいことを言えない』という状況が出来てしまう。

海外では趣味を通したつながりがあったりするので、意思疎通が取りやすい。」

 

これは確かにそうかもしれないと思いました。

趣味などを通して仲を深めることは、お互いの信頼関係の構築につながります。

それは言いたいことをきちんと言えて、それを受け入れてもらえるような環境づくりに一役買うのではないかと思いました。

また。こうした世代間の格差の問題に関しては、日本が一歩先に迎えているとも言うことができます。

海外もこうした問題に対して日本がどう対処していくのかを注目しているとのことです。

 

経済的豊かさを重視する団塊世代と、「好き」を仕事にしたいミレニアル世代

団塊世代とミレニアル世代では、様々な面で考え方が異なります。

例えばこんな違い。

国全体が豊かになろうというモチベーションで仕事をしていた団塊世代は、お金を稼ぎ、高価な物や権力を所有することに喜びを覚える世代。

対してミレニアル世代は、テクノロジーの発展や、生活水準の向上によってある程度豊かな生活を送れる人が増えた世代。

「自分のやりたいことは何か」ということを重視する人が増えてきました。

こうした価値観の違いは、一緒に仕事を進めていくうえで大きな障害になります。

 

また、将来に対する考え方の違いもあります。

団塊世代は言ってみれば逃げきりの世代。

昔は、良い企業に就職することが出来れば一生面倒を見てもらえる時代でした。

大きな船に乗ってしまえばあとはあまり考えずに生きていけた。

この考え方を変えるのはこの世代にとってはかえってリスキー。

そして今までの考え方でやっていっても逃げ切れる世代。

 

一方ミレニアル世代はそうではありません。

終身雇用のシステムが近いうちに崩壊することは目に見えており、それに備えた動きをする必要があります。

「個人で生きていけるスキル」を身に着けていかなければいけません。

それらを意識したうえでキャリアを選択していく必要があります。

 

納得のできる大変さと、理不尽な大変さ。どちらを選ぶかという選択。

今回の登壇者の人たちは、フリーランスの人たちが多かったので、こんな意見がありました。

フリーランスの大変さは自分で納得のできる大変さである。自分のことに対して責任を持たなければいけない、そういう類。

一方会社員だと、理不尽な大変さに苦悩することがある。

上司との人間関係だったり、納得のいかない仕事であったり。

そうなったときに、同じ「大変さ」を選ぶなら、自分で納得できる大変さを選ぼう。

自分で社内環境を変えるのは難しい。ならば自分のいる環境を移すしかなかった。

こうした考えから、フリーランスという選択をしたとのこと。

自分で納得のできる大変さを選びたい。

キャリア選択において「人間関係」を重視する自分にとって、それはとても共感できる話でした。

 

日本の世代間の問題はコミュニケーション。形式にとらわれすぎるな。

るってぃさんがこんなことを言っていました。

「英語を勉強して、アメリカに行ったとき、初めて人間になれた気がした。」

大学で初めてアメリカに行って、コミュニケーションの違いに感動したときの感想。

日本は形式を重んじる国なので、「年上を敬え。」という考え方が根強くあります。

これはもちろん大事ですが、尊敬できる人はたくさんの経験を積み、人間的に尊敬できるから敬うんですよね。

年上だからという理由だけで敬うのは少しずれている。

そして年上を敬うというのは、決して年下を卑下して良いということを意味するのではありません。

年下だから。という理由で意見を切り捨てたり、横暴な態度をとるのはナンセンスです。

るってぃさんの日本語の使い方はなるほどな。と思いました。

年下でもまずは敬語から入るとのこと。

それは、イノベーションは下の世代から起こるという事実があるように、年下の有能性を認識し、リスペクトして接しているから。

そうしたリスペクトを持ってお互いの世代が接することができたらよりいい関係性になるのではないでしょうか。

 

海外でも世代間の問題はある。そして世代でくくることへの違和感。

イベント中にスライドにて紹介された、wasabiさんの知り合いであるRON氏の意見。アメリカでも同様の問題が起きてきているようです。

団塊世代がミレニアル世代と働く際にどうチームを上手に構築すればいいか悩む人が多い。若い人が会社に忠誠心を持たない。

1つの会社で長く働くことがデフォルト→会社以外の自分がない/自分の仕事のすべてが会社のためでしかなくなってしまう/その会社でしか通じるスキルが持てない

リストラや倒産など時代が不確実になっているのでこれに不安を感じる人もいる。
団塊世代のなかでも定年退職後のゆったりとした余暇人生をモチベーションにする人もいれば、そうでない人もいる(Ron氏はそうでない派)

これを聞いて、日本だけでの問題でもないのだなと感じました。

団塊世代が「自分の余暇を満喫すること」をモチベーションにして仕事をしているのに対して、若い世代は「どのように楽しみながら仕事をするか。好きなことと仕事をつなげることが出来るか」という部分に注目している。

この根本的な違いは大きいなと感じました。

ただし、最後の文にもあるように、一概に世代でくくることもできないということは注意しなければいけません。

団塊世代でも「仕事を楽しむこと」をモチベーションにする人もいます。

ミレニアル世代にも、「仕事を頑張ってお金を稼ぎ、余暇を楽しむ。」という発想の人もたくさんいるでしょう。

「世代」でカテゴライズすること自体がそもそも良くない流れであるということはありますよね。

 

世代間で対立をしている場合ではない。「相互理解」よりも「相互メリット理解」

最後のまとめとして、お互いの世代間の歩み寄りが必要であるという話がありました。

その理由としては、国際競争のもとに日本が生きて行かなければいけないということがあります。

課題として既に、日本発のものが日本人によって伝わっていないという現状が海外ではある。

例えば食に関しては、ベトナム人が経営する日本料理屋とか、韓国の企業が開発した日本食とか。

世代間で対立をしている場合ではなく、相互が協力して海外に進出できるような形を考えていく必要があるんですよね。

ではそのためにはどういった取り組みが必要なのか。

そのヒントがGoogleにあるかもしれません。

 

Googleがベルリンに開いたFactoryという施設があります。

ここは、多くの起業家たちが集まる、月々6000円のコーワーキングスペース。

安い値段で場所を提供することによって、若い世代の起業家たちがたくさん集まります。

そして、Googleはそこで集まった優れたアイデアを取り入れてイノベーションを起こしていく。

 

大企業はイノベーションを起こせない」と良く言われます。

しかしコミュニティビルディングの方法によってアイデアを促進できるやり方もある。

資金力やスキルなど、長い時代を生き抜いてきた大企業の力はやはり強いです。

そうした強みを存分に活かして、それぞれの世代が力を合わせて戦っていくことが求められていくのではないでしょうか。

また、「上の世代は悪だ!」みたいな風潮が若い世代にありがちですが、団塊世代の中にも、尊敬できる人はたくさんいます。

安易に世代でくくらず、多様性を認めて人ベースで考えるように世の中が変わっていけばいいなと思います。

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やまりょう

1996年12月6日生まれ。本名は山口遼大(ヤマグチリョウタ)。 埼玉大学経済学部に所属する大学3年生で、2017年10月~2018年10月まで休学中。 “新しい時代の生き方を考える”をテーマとした個人ブログ「Ad-Libi」を運営し、「好きを仕事にする」ことに対するハードルを下げるための情報を発信。起業家やフリーランスのリアルに迫る取材活動を行う。また、ライターとして外部メディアでの記事執筆も担当している。

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