なぜ音楽業界はヤバいといわれるのか レコード会社編

どうも!やまりょうです!

新しい時代の音楽を考える」ということで再出発した本ブログ。

これからのことを考えるためにはまず現状を知らねば!ということになりますので、今回は音楽業界の現状について掘り下げていきたいと思います。

そもそも音楽業界とは?

まず音楽業界とはどのように定義されるのでしょうか?

自分の定義としては、

消費者に音楽を届けるまでのプロセスに意識的に関わる職業」かなと思います。

  • アーティスト
  • レコード会社
  • ライブ・イベントスタッフ
  • クラフトマン
  • PA
  • 舞台監督
  • 音楽雑誌編集者
  • 音楽講師
  • 著作権管理団体 etc…

色々な職業の方達が存在するおかげで私たちは音楽を聴くことができるんですね。

 

ちなみに「意識的に」という言葉を使った理由としては、無意識的に音楽流通のプロセスの一助としての役割を果たすような存在もいるだろうと考えたためです。

インターネットを作った人は、音楽のことをそこまで意識した訳ではなかったでしょうが、結果的には音楽流通のあり方を大きく変えることとなりました。

パソコンを使って作曲をすることも当たり前になってきましたが、パソコンを作った人も同様に音楽のことはさほど気にしていなかったでしょう。

こうした例を出すと、音楽業界の外で起きたことが結果として音楽業界に大きな影響を与えることが分かりますね。

テクノロジーの発展がもたらす変化への対応を迫られるのはもはや必然。

音楽業界の中だけでなく、外の世界にも目を向けることが求められています。

 

まぁとにかくこれで音楽業界を定義することが出来ました。

今回はこうした話題においてよく登場する、レコード会社をテーマとしましょう。


レコード会社とアーティスト

レコード会社とは?

1877年にトーマス・エジソンがレコードを開発し、音楽家の演奏を記録媒体に録音することが可能となりました。

それにより当時の電機メーカーなどが音楽家の演奏を録音したレコードを発売する動きが見られるようになります、これがレコード会社の前身と言われています。

現代におけるレコード会社の役割は音源を売るだけではありません。

アーティストと契約し、CDなどを販売する権利を得る代わりに、レコーディングなどの制作資金の提供や、アーティストの広告活動やライブの手配などのマネジメントも行います。

アーティスト側にとってはたくさんの人に自分たちの活動を認知してもらいやすくなりますし、レコード会社もアーティストの知名度が上がってCDが売れればリターンを得られるという関係性だったわけですね。

 

テクノロジーによる産業の変化

しかし時代の変化とともにこうした関係性にも変化が生じてきました。

それまではテレビなどのメディア出演などが主な広告手段として用いられてきましたが、現在はYoutubeやSNSの口コミなど、多様化しました。

CDも現在はインディーズでも全国に流通させることが出来るようになりました。

レコーディングに関しても、プロのエンジニアの存在はいまでも価値のあるものですが、自宅でもレコーディング活動を行えるようにもなってきています。

そもそもレコード会社がアーティストを援助できるのは、CDの売り上げで回収できるという目算があったからでした。

こちらのデータをご覧ください。

生産実績 過去10年間 オーディオレコード CD合計

※参照元:一般社団法人 日本レコード協会 HP

これは年次ごとのレコード、CDの生産実績の推移です。減少の一途を辿っているのが分かると思います。

こうした現状もあり、現在CDによる売り上げは見込めなくなっています。

今まで回収できていたアーティストに対する投資分や、アーティストの活動資金に大きな影響を与えることになりますね。

一方こちらのデータもご覧ください。

コンサート売り上げ推移

※参照元 一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会 HP

こちらはライブイベントやコンサートの売り上げ推移表です。

2012年を皮切りに売り上げが急増してますね(2015~2016にかけて若干の減少がみられるため、今年の売り上げがどうなるのか気になるところです)。

つまりCDでの資金回収から、ライブによる資金回収へと方向転換をしているということが分かります。

こうした背景には音楽に対する価値観の変化があるのでしょう。

少し前は音楽というものはお金を払ってCDを買い個人で鑑賞するものでした。

しかし現在はYoutubeなどで無料でミュージックビデオを視聴出来るほか、Apple Musicや、Spotifyなどのストリーミングサービスも増えてきました。

また、TwitterなどのSNSの普及によって、同じアーティストを好きな人とつながったり、他の人が共有したアーティストの曲を聴いてみたりということが簡単にできるようになりました。

こうしたことで、消費者側がプロモーターとして大きな役割を果たすことになっています。

無料で音源が聴けるということは、人々にとって希少性が失われるということになりますね。

そのため、アーティストの演奏を生で聴いたり、グッズを買ったり、多くの人と体験を共有できる非日常的な音楽体験ともいえるライブやコンサートの価値が高まったと言えるのではないでしょうか。

レコード会社は、レコード産業としてのビジネスモデルからの脱却の危機に迫られています・・・!

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