感謝の気持ちを伝える通貨「レター」を贈るサービス「レターポット」とは?

どうも、やまりょうです。
本日12月27日。新しい通貨が誕生しました。

その名も「レター」。「レターポット」というサービスの中で用いられる、通貨としての「言葉」です。

いったいレターポットとはどういったサービスなのでしょうか。
早速使ってみたのでその感想を書いてみたいと思います。

贈り物の重要なポイントである「時間」に着目したサービス、レターポット

レターポットとは、キングコング西野さんを中心に開発されたサービスです。
このサービスで出来ることは、文字を購入し、相手に贈ること。

これだけでは、何のことか意味が分からないですよね。
簡単にこのサービスが開発された背景を説明します。

 

「差し入れ」という概念があります。
ファンからタレントさんなどに、プレゼントを贈るというもの。
一見すると良いことにしか見えないこの文化ですが、有名な人ほどこの文化が持つ問題に向き合わなければいけません。

差し入れの種類は色々考えられますが、その中の1つにあるのが生鮮食品。
こうした短い期限があるものがたくさん送られて来た場合、受け取った側としては全てを頂くことができない場合がある。
せっかく贈ってもらったものを廃棄しなければいけないんですよね。

期限があるものに限らず、量が増えれば贈り物は受け手を圧迫します。
相手のためを思って贈ったはずなのに、相手を苦しめることが起こり得る。

ではお金を贈ったらどうか。
ですがお金では「気持ち」を表現することが出来ません。
なぜなら「気持ち」というものはその贈り物にかけられた時間によって表現されるから。

物を贈る行為は時として相手を苦しめることがある。
かといってお金を贈るのでは味気ない。

では、お金に時間を載せたらどうなるだろう。
それを体現したのが、「レターポット」です。

1文字5円で文字を買い、それを手紙という形で相手に贈る。
これによって受け手は、「気持ち」の載せられたお金を受け取ることになるのです。

この背景をより詳しく知りたい方は、西野さんのブログをチェックしてみてください。

キングコング 西野 公式ブログ – 贈りもの革命 – Powered by LINE

レターポットの使い方

登録する方法

まだピンと来ないかもしれないので、早速使ってみましょう。

Letterpot – レターポット(α)

こちらのページにアクセスし、Facebookアカウントを使用してサービスへ登録します。

登録が完了すると、早速マイページが表示されます。

マイページには

  • レターを贈る
  • レターを読む
  • レターを買う

といった項目があります。
まずは、レターを買ってみましょう。

レターを買う

レターはすなわち文字を意味します。
消費税込みの値段なので、1文字あたりの価格は5円ということになりますね。

100レターを購入してみました。
2017年12月27日現在は、クレジットカードでの決済のみ可能です。

レターを贈る

無事レターが購入できました。
早速友人にレターを贈ってみます。

マイページにて「レターを贈る」を選択すると、こんな感じで贈る相手を探す画面になります。
ここで名前を検索して、贈りたい相手を見つけます。
また、「フォローしているユーザー」という部分を押すと、Facebookの友人の中で、レターポットに登録している人が表示されます。

贈る相手を選んだら、今度は使用する便せんを選びます。
ここで選んだ便せんが、相手に表示されることになります。

左上に表示されているのは切手のようなもの。
便せんを贈る際にかかる手数料です。
ここで払うお金が運営側に入るということなのでしょう。なるほどな~。

便せんを選択したら、そこにメッセージを書きます。
メッセージを書く欄の下に表示されているのは、「現在のメッセージのレター(文字数)/所有しているレター」です。

レターを贈ったら、贈ったレター数と残りのレター数が表示されます。
また、レターを贈ったことをSNSでシェアすることも出来ます。

贈ったレターは、相手のレターとしてカウントされます。
つまり、ぼくが他の人からレターをもらった場合は、その分のレターを自分で使用することが出来るということです。

レターを読む

「レターを読む」では、他の人からもらったレターを読むことができるようになっています。

色んな人からもらったメッセージを見返すのも楽しそうですね。

レターポットの面白いところ

他の通貨では伝えられない「気持ち」を伝えることが出来る通貨である

レターポットで手に入れたレターは、換金することができません。
こう聞くと、「なんだよ、使えないじゃん」と思うかもしれませんが、このレターはまさしく、レターポットという経済圏で用いることのできる通貨です。
通貨はその場所に応じて使い分けることができる。

相手に感謝の気持ちを伝えたい。
「レター」はそうした目的に適した”通貨”です。

この通貨を送るために費やした「時間」。それが相手に対する「気持ち」を表す尺度になる。
レターはこのように、日本円も、ドルも、Tポイントも、ビットコインも持たない性質を持った独自の”通貨”です。

この役割は、他の通貨では賄うことができません。
こうした代替不可能な部分に、「レター」という通貨の価値があるのではないでしょうか。

今まで”通貨”として定量化できなかったものが、テクノロジーの力で見えるようになっていく。
そうした流れをこの「レター」という通貨に感じました。

今まで表現できなかった「信用の深さ」を見える化することが出来る

もう一つ言及しておきたい特徴が、「信用の深さ」を見える化することを可能にしたこと。

「これからは『信用』が重要になる時代である。」みたいなことが最近になって言われ始めました。
そうした流れに沿って、VALUやTimebankのような信用を可視化するサービスが生まれたり。

しかしこれらのサービスでも可視化できなかったものがあります。
それが「信用の深さ」。

確かに最近の流れではインフルエンサーのような、たくさんの人からの信用を得ている存在はそれらを可視化することが可能になりました。
しかし、次のような人たちはこの流れから外れていました。

たとえば、常連の人に愛されながら、ひっそりと喫茶店を経営するマスター。
たとえば、決して顔は広くないが、その面倒見の良さから部下や同僚にはとても慕われている会社員。

レターポットはこれらの人の信用を可視化することが出来る可能性を持っています。
感謝の気持ちを伝えるレターポットは、こうした「信用の深さ」を表すのに非常に相性がいい。

レターポットでは、その人が贈ったレターだけでなく、受け取ったレターの総数が分かるようになっています。
これがそのまま、その人の「信用」を表す尺度になるのです。

その人に伝えたい気持ちが大きいほど、たくさんの文字数を使って伝えたくなるもの。
つまり、そうした感謝の気持ちの大きさ(=信用の深さ)がレターでは表せるのです。

1000人の人が送る「いつも応援してます!」という10文字の言葉。
10人の人が送る、1000文字にわたる感謝の言葉。

同じ10000レターでも、この2つが全く性質の異なるものであることは分かると思います。
そうした「信用の深さ」を可視化できるところが、レターポットの非常に面白いところではないでしょうか。

レターポットが「言葉で回る経済圏」を作る

今回ご紹介したレターポット。まだ試作段階です。
これからどのように変化していくのか、楽しみですね!

西野さんが語る「言葉で回る経済圏」が、これから作られていくのでしょうか。

とりあえず、これを使って年賀状でも出してみようかな。

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やまりょう

1996年12月6日生まれ。本名は山口遼大(ヤマグチリョウタ)。 埼玉大学経済学部に所属する大学3年生で、2017年10月~2018年10月まで休学中。 “新しい時代の生き方を考える”をテーマとした個人ブログ「Ad-Libi」を運営し、「好きを仕事にする」ことに対するハードルを下げるための情報を発信。起業家やフリーランスのリアルに迫る取材活動を行う。また、ライターとして外部メディアでの記事執筆も担当している。

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