「やりたいことが見つからないなら、色んな世界を見てみること。」知り、作り、変わり続ける18歳起業家のお話

「やりたいことがない」
そんな言葉が多くの人の頭を悩ませる時代。
そんな時代にあって、果敢に挑戦を続ける18歳がいます。

名前は北村 樹生(きたむら たつき)。通称きいくん。
現在株式会社Kreaateの社長と株式会社ひらがなタイムズの取締役を務め、クリエイターとしても活動しているスーパーアクティブな若者です。

「自分の人生を生きる」を体現している存在。
高校を中退し、様々な分野への挑戦を続ける彼を突き動かすのは、一体何なのだろうか。
お話を聞いてきました。

「自分らしさとは何か?」そんなモヤモヤを抱えて生きる人にとって、何かのきっかけになれば幸いです。

 

Photo by takumi_YANO (Twitter:@takumiYANO) Instagram: takumiyano)

プロフィール

Tatsuki Kitamura(Kii)

14歳で個人事業主を始め、高校進学後一年で中退。
その後上京し、2017年9月にWeb制作団体Kewlを設立し、代表を務める。同年11月に起業。株式会社Kreaate(クリエート)を創業し、代表取締役社長に就任。

そして同年12月に株式会社ひらがなタイムズ(平成26年4月設立)の取締役に就任。兵庫県の地元ではバスケのコーチとしても不定期で参加している。

Twitter: @kii_ringo

クリエイターの世界で。そしてビジネスの世界で

ーーー本日はよろしくお願いします!最初に、自己紹介みたいなところを聞きたくて。簡単に、現在やってることを教えてください。

きい「よろしくお願いします!北村 樹生と言います。
年齢は18歳です。高校3年生の『はず』ですね。だったはず。でありたい(笑)
高校は中退してまして。

現在の活動としては、クリエイターとしての活動と、ビジネスにおける活動があるんですけど。

クリエイターとしてやっていることは、曲を作ったり、小説を作ったりとか、あとは詩を書いたり、写真を撮ったり。

そんなことをやりながら、会社をこの間作りました。
あとは事業内容のコンサルティングみたいな感じで、相談を受けたりしてます。

また、以前からお手伝いさせてもらっていたサービスがあるんですが、最近はそれに関する企業の取締役も兼任させてもらうことになってたりしますね。
とりあえず、こんな感じです。」

趣味としてのクリエイター活動。指摘され、考える過程を楽しむ。

ーーー色々活動されているんですね!すごい。現在の活動について、もうちょっと掘り下げて聞きたいです。クリエイターとしての活動は個人で?

きい「そうですね。完全に個人でやってます。

例えば小説とかであったら、小説が投稿できるウェブサービスに自分の作品をあげたりしていて。匿名という形で投稿していましたね。

最近は、曲を作ったりすることが多いですね。こちらも現在は匿名であげてます。サクッとできて、さくっと終われるんで。

あとは詩とかも、ふと思ったときに書いたりしています。」

 

ーーークリエイターとしての活動で、あまり収益は考えていないんですかね?

きい「お金は求めてなかったですね。趣味って感じです。

とにかく、作品に対して指摘してほしくて。どうやったら見てもらえるんだろう、どうやったらいい曲作れるんだろうとかを考える方が楽しかったんで。

この考えは当時も今もですね。クリエイティブな活動でお金が入ってほしいというのはあまり無くて。」

起業。そして「言葉」と関わっていく。

ーーーなるほど。クリエイターとしての活動は、趣味であり、自分の感性や思考を磨いてくれるものって感じでしょうか。一方で、会社としてやっていることは?

きい「今の事業は、ぼくの『あったらいいな』でやっていまして。

現在まだ検討段階ということもあって、詳細は語れないんですけど。

簡潔に言うと、『言葉の意味を探るサービス』という表現をしています。そこはぶれないようにしてるんで。

日常でテキストを使う中で、日本語って言葉の奥が深いなって思うんですよ。

なので、気分が沈んだりネガティブなことを思っている人が、このサービスを通して共感しながら、「頑張ろっかな~」って思ってくれれば良いなとも思うんですけど。

そして、単純に『言葉を知ってほしいな』という思いがあって。小説書いたり詩を書いたりしていることもあるので。

小説のようなストーリーも好きなので、そうしたストーリーを作る上での考え方とかも学べるようなプラットフォームを作りたいなと思い、今それを開発してます。」

ーーー”言葉の意味を探る”ですか。自分も文章の執筆に関わる身として、とても気になります。どんなサービスになるか楽しみです!
取締役として関わっている、もう1つの会社についてはどうでしょうか?

きい「そっちは、もともとある『ひらがなタイムズ』という雑誌に関するものなんですけど。

30年続いていて、膨大なデータがあったんですよ。なので『こうしたら良いですよ』って話をしていたんです。

そうした中で『こんなサービス作りませんか』っていう話が来て。それに対して助言をしていたら、作ることになって、結果的に取締役としてジョインする形になりました。

そこも本当になんか趣味の領域というか(笑)自分の知りたい事をやれたらいいなとか、こういうサービスがあったらどうなるんだろう。みたいな。

開発しているのは、日英のバイリンガルとか、バイリンガル系のサービスなんですけど。そういうことに携わる中で、知れるものがあれば良いなって思って。」

知れることがあるんだったら全部知りたい。オールマイティーな人間への憧れ。

ーーー話に聞いてはいて、他の取材記事とかも読ませてもらったりしましたけど、やっぱりすごい行動力だ…!
そういったアグレッシブさって、もともとあったんですか?それとも何か過去にターニングポイントみたいなものがあったりとか?

きい「ターニングポイントっていうよりは、挑戦してみたいって思いはずっと持ってて。

最初は、小学生の頃ですかね。バスケをしてたんですけど。バスケってそもそもポジションが決められてるじゃないですか。

でも色んなポジションがやりたいから、色んなことに挑戦しようって思いがあったんですよね。

スキル的な面でいうと、一応シュートもできてたし、ドリブルもしてたし、パスもやって。ディフェンスも好きだったんで、ディフェンスもして、みたいな感じでした。

要するに、オールマイティーな人間になりたくて。

それがずっと流れたまんまで、中学校に入ってもやりたいことをやりたいとずっと思ってました。

そして、初めてパソコンを触ったときにいろんなことを知ったし、パソコンだけでいろんなことができるってことも知ったんですよね。

まあ、その時がターニングポイントかもしれません。
結局生きてても、知らないことが大量にあるんだなって。
大人でもぼくが知ってることを知らなかったりするんだなって思って。

そんなときに、知らないことばかりの人生って面白くないなと思ったんです。知れることがあるんだったら全部知りたいなって。

じゃあなんでもチャレンジして行かなきゃな、と思いました。
で、チャレンジしてます。」

新しいことを知ることで、色々な人の気持ちを同時に理解していく。

きい色んな人の気持ちを理解したいという思いもあるかもしれません。

例えば、純文学の小説を書いてたんですけど、エンタメ小説と比べて難しいんです。
より経験に左右されるんですよね、純文学って。

1人の目線で語らなきゃいけないんで、それって実際あり得る?みたいなことを書いてしまうと、ストーリーがつながらなくなってしまったりとか。読み手が違和感を感じたりするんですけど。

そういう部分もずっと想像しながらやるっていうのも楽しかったりとかするんです。

でも、だいたいの大人ってそれって書けないと思うんですよ。ぼくも実際書けないですし。

でもそういうのに挑戦して、新しいことを知っていくことで、人の気持ちもだんだん分かるようになると思ってたし。
そういう挑戦をどんどんしていきたいなって。

曲作ってるのも、なんか、曲作ってる人の気持ちも分かるなってのもあったりとか。
そういうのをずっと続けていくことで、人としてなんか価値が生まれたらいいなとは思ってて。
そしてそれと同時に、人に価値を生むことができたらいいなって考えてます。

そんな考えで挑戦していますね。
今もずっと辞めずに続けてることがあったりしますし、同時に新しいことに踏み込んでもいますね。」

 

ーーー自分が知りたい。っていう欲求が強い?

きい「そうですね。自分が知りたいっていうのは強いです。」

ーーーその結果として、いろんなものがついてきたらいいかなと言うわけですね、なるほど。

iPhoneというパーソナルなデバイスが、知的好奇心を爆発させた。

ーーーインターネットとの出会いが、1つの転換点と言えそうですね。最初にインターネットで調べたこととか覚えてますか?

きい「えーっと…最初にぼくがインターネットにどっぷりハマったきっかけが、iPhoneなんですよ。

で、そのiPhoneを作ってる会社がAppleってことは知ってたんですけど、そもそもAppleって何なんだろうっていうのを、ひたすらWikipediaで見てたんですよね。普通にインターネットは触ったことあったんで。

Wikipedia見たら分かるかなって思って、ずっとあの長いのをひたすら読んでいました。
それが初めてのネットサーフィンだったかなと思います。

Appleからどんどん飛んでいくんで、スティーブ・ジョブズの話になって…みたいな感じでどんどん深く入っていきました。」

 

ーーーiPhoneが最初か~。すごい。

きい「なんかパソコンとかも触ってたは触ってたんですよ。親が持ってたんで。
でもやっぱり、タイピングとかも当時よくわからなくて。それが障壁になったりしていました。

学校の授業で触ったりもしてましたけど、そんなに自分から触りたいって感じじゃなかったですね。家のパソコンもそんなに触らせてもらえてなかったんで。

そういうのもあって、ガッツリインターネットって感じじゃなかったんですけど。

そこからiPhoneを触って、まさにパーソナルなものが手に入ったことを実感して。
そこで一気に自分で好きなように検索できるようになったんです。」

ーーーそこで知的好奇心が爆発したと(笑)ピークはどれぐらい触ってました?

きい「はい、爆発しましたね(笑)

ピークは、寝る時間が3時間とかで、残りの時間は全部触ってましたね。
御飯食べる時間も触ってたんで(笑)

ーーーすごいな(笑)のめり込むと没頭するタイプなんですね…!スマホを持ったのが、何歳?

きい「13歳の時ですね。iPhone4とか4sだったと思います。

ただ、周りの人は全く持ってませんでした。
ガラケーは持ったりしてましたけど。それぐらいでしたね。」

ーーー早いなぁ…あ、そういえば。さっきパソコンは触らせてもらってなかったって言ってたけど、スマホはオッケーだったんですね。

きい「スマホは”奪った”っていうのが正しい表現ですね(笑)
親が機種を変えたタイミングでこっそり取って、隠し持ってました(笑)」

ーーー奪ったんかい(笑)それは予想外。

きい「やっぱり、パソコンは大きいのでバレるじゃないですか。
スマホだったんで、『なんかそこら辺置いたんじゃない?』みたいな感じで、なくしたことにしてぼくが持ってました。

バレないように、バッグの奥とか、平積みしてある本の奥の端っこにiPhoneサイズのスペースを頑張って作って、本に紛れされたりしてましたね(笑)」

ーーーめっちゃ色々考えてる(笑)頑張ってたんですね(笑)

「インターネットは害」っていう教育は、ある意味プラスだったかもしれない。

ーーースマホを持ってたくさんの情報にアクセス出来るようになった。それって、ノイズとなる情報にたくさん囲まれることでもあると思ってて。
そこら辺に対して「やりづらいな」みたいなことを感じた時期はなかったですか?

きい「学校に行っていた時から、ずっと『インターネットは害』っていうように教えられていました。
なので、害があるっていう前提ですべての情報は見てましたね。

じゃあ何が害じゃないのかって話になるんですけど。

その当時は、教授とかお偉いさんって言われる人たちの出してる情報は正しい、誰なのかも分からない人の情報は正しくないって言う風に区別わけをしていました。

なので国の統計とか、論文は絶対正しいと思ってたんで、そういうのは信頼してましたね。

知恵袋とかは、正しくない可能性があるというふうに教えられてたので、疑うようにしてました。

知恵袋だったら、絶対10件とか見ないと気がすまなくて。何が正しいんだろうかっていうのがわかんなかったんで。

色々見てみて、みんなが同じように言ってるなら正しいんだろうなって当時は思ってましたね。

ーーー大事な考え方ですね。そのようにして、情報リテラシーを身に付けていったと。

きい「だいぶ付いたのではと思いますね。最初から疑いの目を持ってたのが正しかったのかなって感じです。

そういう面で言ったら、小学校の頃からの『インターネットは害』っていう教え方はある意味正しかったのかな、と今は思ったりします。」

影響を与えたのは、特定の誰かではなく「匿名の人たち」だった。

ーーーそうしたリテラシーを早い段階で身に付けてるのは流石ですね。1つ気になったんですけど、きぃくんに影響を与えた人っているんですか?

きい「特定の人ってあんまりいないんですよ。

誰なのかと言えば、それは匿名の人達だと思います。

匿名の人たちが情報を出してくれているおかげで、ぼくはすごい情報量を得ることができた。
そのおかげで、知らないことを知れたし。
それが一番大きいと思いますね。

またその人達のおかげで、ディベートみたいなことも学べたので。
そういうこと、小・中学校ではなかなかしないじゃないですか。

でも相手が匿名の人たちで、誰かも分からない状況だと、考えることを意識しなければという思いになりました。

相手は、もしかしたらすごいお偉いさんかもしれないし、ものすごい賢い東大生が話してるのかもしれない。だから、常に考えながら話さないと恥ずかしい思いをするんだと理解して。

自分は1回1回すごく考えて文字を打ってましたし、相手も多分考えて打ってるんだろうなって思ってました。

もしかしたらあっちは適当かも知れなかったんですけどね(笑)でも当時はそう思ってたんです。

ちゃんとぼくなりに考えて、相手のことも考えてってことを意識していたんです。

それが多分2ちゃんねるとかだったんですけど。そうした経験がぼくの今の考え方とか、話のスタンスとかに影響を大きく与えてるんだろうなと思います。」

“働く”という枠にとらわれたくない。お金への執着を捨て、自分の価値を高めるために、今やりたいことをする。

ーーー今の10代のリアルな価値観として、働くっていうことに対しての考え方を聞きたくて。世代によるギャップとかがあったりすると思うんですけど。

きい「うーん。働くって枠にとらわれたくないなってぼくは思ってて。

というのも、別にどっかの企業に属することがステータスだなんて思っていないし、ぼくの場合高校中退してるんで、学歴がないわけじゃないですか。

そういう意味で、社会的な信用っていうのが圧倒的に欠けてるわけなんですよね。

でも実際、そういった社会的信用が無くても、ぼくを支援してくださる方がいて。それによって実際、会社も作れたわけなんで。

そう考えると、別に何かにとらわれる必要はないなと思うようになりました。
現状をぼくはあまり見ていなくて、先を見なきゃいけないなとすごく思っていて。

例えば、10年後の世界ってどうなってるのって考えたときに、1つとして、個人の力っていうのは今より圧倒的に大きくなってるわけですよね。なら、個人としてどうなりたいかを考えなければいけない。

そんなときに、会社に属しているという事実だけでは、個人の時代に影響を持つのかってなると、多分あんまり持たない。学歴が影響持つかっていったら、それも違うんですよね。

であれば、そういう生き方を先に見て、その生き方に対応できるように基盤を整えていった方がいいなと思っているので。

なら、いろんなことを把握してる方が良い。そのためには色んな仕事するべきかなっていうのがぼくの考え方で。

これまで、営業やったり、コールセンターで働いたり、コンビニバイトしたこともありますし、経営もそうだし、プログラミングも仕事としてやってたこともあります。

 

要するに、なんていうか、自分の価値を高めるために仕事したほうがいいんじゃないかなって。その価値に対して会社はお金を払うわけなんで。

そういうマインドを持つべきなのかなとは思ってます。

同じプログラミングスキルを持っていて、一方が営業のスキルも持っていたら、ぼくは営業スキルを持ってる方を雇うと思うんですよ。で、その人の方が給料も上がるとも思う。

もし、仕事でお金が欲しいっていうなら、そういう人間になったほうが絶対いいと思います。

あと、別に今の時代そこまでお金にこだわる必要はないと思うので。
ぼく自身別にすごいお金が欲しいってわけじゃないし。

だったら自分のやりたいことをやれば良いんじゃないかなって思いますね。
そのほうが圧倒的に楽しいですし。

別に仕事にとらわれてほしくないなとは、今の学生の人たちに対して思うときはあります。

仕事にとらわれてもいいことないですし。職場での人間関係とかもありますからね。
そこにとらわれるぐらいだったら、今やりたいことを今やるべきだなと思います。

挑戦への反応は、応援ではなく批判だった。人は人で、自分は自分でしかないことへの気付き。

ーーー「とりあえずやりたいことをやってみる」。これを実行する人とそうでない人って、やっぱり周りの環境が影響してるかなと思っていて。「挑戦してみなよ」って言葉を受けて実際動く人がどれだけいるか。社会的な目を気にして動けない人ってたくさんいると思って、そこら辺の違いってどこにあると思いますか?

きい正直ぼくは『挑戦してみなよ』って言われたことはあんまりないんですよね。
むしろ、すごい批判を受けて生きてて。
学校辞めたときなんか、まさにそうでした。

『高校辞めてどうするの?』とか。『人間として腐ってる』みたいなことも言われたことがありますし。
人は人なんですよね。ぼくは他の誰かではない。
受け止めるしかないんですよね。受け止めないと前に進めないので。

そこをぼくは早い段階で受け止められたなとは思ってて。
みんなその本質を早く見極めなきゃいけないんじゃないかなとは思ってます。

すごい独善的なことを言いますけど、人ってどれだけ自分のことを信頼してようが、ぼくが人を殺したらその人はぼくのことを批判するんですよね。

人は後付けするんです。『お前それやってどうするの?』とか『失敗するよ』って言ったとしても、いざ成功したとき『本当はできると思ってたよ』って言うんですよ。

結果論なんですよね。全部。

ぼくが起業して成功したとしたら、昔学校辞めて批判した奴らは『やっぱあいつすげえ』って言うんですよ。

その結果論に付きまとわされるなんて、クソ食らえなので。

やっぱり自分を大切にするべきで、自分を生かすべきなんですよね。
そこを早く受け止めてること。自分は自分で他人は他人。

 

ただ、『信じない』のとはまた違って。

他人を信じることをしなければ、他人は自分を信じてくれないので。自分を信じて、他人を信じて。そのうえで、全部受け止めるしかないと思うので。そうすれば行動の幅も広がるかなと。

たとえ根拠のないことを言われたとしても、『その人はそう思ってるんだ。ぼくはこう思ってるからこうする』という風に少し冷たくならないと、やっぱり大きな行動はできないので。

そういうふうにしなければいけないのかな、とは思います。

地に足をつけてないといけない。
他人に足の裏見せてても仕方ないじゃないですか。

なのでやっぱり自分は自分だって言うふうに地面に足つけてやっていかないと、起業もできないですし、写真とか、音楽とかで食っていくなんてできないですし。

ちゃんと自分の心を持って、自分の価値観を持って全部自分で選んでいく。その上で初めて他人の意見もちゃんと聞く、みたいなことをしていかないといけないんじゃないかなと思います。

ずっと何かを作り続けていたい。作り続けながら、変わり続けたい。

ーーー自分は自分でしかない。確かに、ある意味少し冷たくならなければ、大きな行動は取れないですよね。
働くという狭い枠での質問になってしまいましたが、実際に大事なことってどういう人生にしたいか。どういう風に生きたいかだと思っていて。そういう意味で、きいくんなりにどんな人生にしたいかっていう思いが現段階であれば、教えてほしいです。

きい「ぼくは、ずっと何かを作り続けたいって強く思っていて。
今、会社も作りましたし、これからサービスを作っていくわけですけど。
このあともずっと何かを作り続けたいなと思っています。

それを通じて生まれるものもあると思いますし、それによってぼくが知ることもあると思うので、作り続けながら変わり続けたいなと思ってて。

多分今日言ったことを10年後思い返したら、考えが変わってるかもしれない。
でも、そういうふうにありたいなって。

一貫性がなくても良い。変われるんだったらぼくは変わりたいなって思います。
そういう人生を歩みたいなと思いますね。

あとは、どうせぼくがいなくても周りの人間は生きていくと思うんで、そこは普通に割り切っています。

ぼくが作るサービスがなくても別に人は困らない。なかったことに変わりはないですから。

そうした中で、1人でもぼくの作ったサービスで「人生変わった」とか思ってくれる人がいたら良いなって思います。1人だけでも良いんで。むしろ1人で良い。

そういうサービスが作れたら良いなって思います。」

やりたいことを見つけたければ、色んな世界を見てみること。情報に触れること。

ーーー「作り続けて、変わり続ける」。常に前へ進み続んでいく、きいくんの姿勢が伝わってきました。
最後に、「やりたいことがない」と悩む人に向けて何かきいくんなりに伝えられることがあれば、伺いたいです。

きい「この質問って結構聞かれる事が多いんです。
これに関して良く言うことがあって。

『情報に触れてない』から、やりたいことが見つからないのではないかな、と。

例えば、『プログラミングやりたい。テクノロジー知りたい。ブロックチェーン調べてます。やりたいことが見つからないです』っていう人。これは実際にいたんですけど。

でもそれって当たり前で、ブロックチェーンの中身だけ見ていてもやりたいことは見つかるわけないんですよね。

プログラミングって世界が広いわけですよ。アプリ作れますし、サービス作れますし、ブロックチェーン使えば学校の教育だって変えられるでしょう。[[c

結局、色んな世界を知らないとやりたいことって見つからないと思うんですよね。
例を出せば、音楽の世界って結構奥深かったりとかして。音楽とデザインってつながったりするんですけど。

音楽の考え方として引き算の美っていうのがあるんですよ。
それって多分デザインとか事業とか、プログラミングにもつながるんですよね。

いろんな世界を知ることで、多分やりたいことって見つかると思うんで、そういう意味で、全然Twitterやってて損は無いと思うんですよ。

それで言うと、1つのコミュニティにこだわらないっていうのもそうで。
色んな世界を知ってほしいです。色んな世界を知ることで、色んなことを知れるんで。
そしたら絶対1つはやりたいこと見つかると思います。

 

なので全然ネットサーフィンしてくださいって思います。全然それは無駄な時間にならないんで。
そこで知れたことがあるんだったら、むしろそれは得なんですよね。新しいことを知れたんで。

色んな情報に触れていくことで、やりたいことは見つかるっていうのはいつも言ってます。
それをぜひ実行してほしいなと。

 

あとは、人に聞いてみたら良いんじゃないかなって。

「やりたいことがないです」っていう聞き方をするんじゃなくて。そういう聞き方をしたら「色んなことあるよ」って言われて終わりなんで、もっと狭い範囲で聞いてみるとか。

ある分野に対して「今どういう風に状況が動いてるんですか」って聞いてみる。

「カメラの世界はどういうふうに動いてるんですか」とか、「ブログを書いたりしたらどんな事ができますか」とか、そういう限定的なことを色んな人に聞いていくと良いかもしれないですね。

そうしたことを色んな人に聞いていって、ピンと来たものをやればいいと思います。
やっぱり、情報は1つだけ集めても仕方ないんで。
だからこそインターネットをどんどん使っていってたくさんの情報に触れてほしいと思います。」

取材を終えて

 

常に前を見て、進み続けるきいくん。若干18歳ですが、彼の経験してきた人生はとても濃密なものであるのだと感じました。

「自分は自分でしかない」

ときには周囲からの強い批判に晒された経験を語る彼の様子は、どこか悟ったようで。しかしそんな中でも、価値を届けたい”誰か”の存在がありました。

 

他の誰でもない、”自分”としてこれからの社会を生きていくということ。
そしてそのためには、知り続け、作り続けていかなければいけない。

文章を書き、届けていく者として、改めて身が引き締まる思いになりました。

 

きいくんのTwitterアカウント:@kii_ringo

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やまりょう

1996年12月6日生まれ。本名は山口遼大(ヤマグチリョウタ)。 埼玉大学経済学部に所属する大学3年生で、2017年10月~2018年10月まで休学中。 “新しい時代の生き方を考える”をテーマとした個人ブログ「Ad-Libi」を運営し、「好きを仕事にする」ことに対するハードルを下げるための情報を発信。起業家やフリーランスのリアルに迫る取材活動を行う。また、ライターとして外部メディアでの記事執筆も担当している。

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