「偏愛」と「好きのバージョンアップ」がこれからの時代を生きるヒントになる

どうも、やまりょうです。

尾原和啓さんの『モチベーション革命』を読みました。

出世と金銭的な成功のために頑張ることが出来ない。

「ゆとり世代」とか、「根性がない」とか言われるイマドキの若者が頑張れないその理由。
そして、そうした世代にこそ、これからの時代を作っていく強力な力があり、その強みをどう活かしていくのか。
そんなことが書かれた本です。

人生に対して、ある種の諦めのようなものを抱きがちなぼくたちの世代。
ぼくらの目指すべき未来はどこにあるのか、そんなことを考えるきっかけになりました。

ぼくらはモノが溢れた時代を生きてきた。

現在ぼくは21歳です。
近しい世代の人はわかると思うんですが、ぼくらの生きてきた時代って「それなりに満たされていた時代」なんですよね。

遊ぶものも、遊びに行く場所もたくさんある。
安くて美味しい食べ物もいっぱいあるし、家電も充実していて、生活も快適。

高校生ぐらいのときにはスマホが出てきた。それさえあれば調べ物もコミュニケーションも暇つぶしも、何だってできた。

そうした時代に生きてきたぼくらの世代って、「豊かになりたい」っていう発想があまりない。
だからこそ、「出世したい」「いい家に住んで、いい車を買って…」みたいな価値観に対して疑問符を浮かべてしまう人が多いんですよね。

社会とテクノロジーに翻弄されるぼくら

じゃあそんなぼくらは何を大切にしているのか。
それは、「自分が何をしたいのか」という意味合い。

自分の生きがいとなる何かを探しているんですよね。
意味のないことは続けられない。「それなんの意味があるの?」って。

ただ社会はまだまだそうした思いに対して風当たりが強い。
「いいから我慢して粘り強く続けろ!」という根性論や、「安定した企業に就職しましょう」みたいなことが未だに言われています。
でも、もうその考え方では限界がある。

上で述べた価値観のずれももちろんその理由。
それに加えて、社会の構造も変化した。
がむしゃらに頑張れば報われた時代は終わり、企業に面倒を見てもらうのも現実的ではない時代に今ぼくらは直面しているわけです。

加えて、人工知能がぼくらの生活に大きなインパクトをもたらす、そんな流れが今来ています。
「AIが人間の仕事を奪う」という言葉を聞くようになりました。
ブロックチェーンもそうしたテクノロジーの象徴でしょう。

耳にタコが出来るほど聞いているかもしれませんが、今まで多くの人が行っていた単純労働などの多くの仕事は、テクノロジーの力によって代替されるでしょう。本当に。

非効率的な「好き」を大事にする

ではそんなとき、テクノロジーに代替されず、自分の明確な個性となりうるものって何でしょうか。
そのヒントは、モチベーション革命の中で「偏愛」「嗜好性」として紹介されています。

それはいわゆる、非効率的な「好き」という感情。
「よく分からないけどとにかく好き」という思いです。

なぜその感情が重要か。
非合理的ということはすなわち考えても答えが出ない領域であり、これがテクノロジーには代替できないものだからです。

AIは、人間が今まで頭を使い明確な答えを出していた問題に対して、人間よりもずっと早く、正確な答えを提供します。
ですが、人間の偏愛というものに関しては、その範囲にありません。
非効率的なものなのです。

 

偏愛がコンテンツとなった例はたくさんあります。
例えばゲーム。これも偏愛の形です。
子供の頃ハマったゲームを今でも覚えているし、大好きであるというのは、理屈を超えたもの。

「なぜゲームが好きなのか」と言われてもすんなり答えられる人は少ないでしょう。
ですが確かにゲームが好きな人たちは一定数存在していて、そうしたマーケットがあります。「プロゲーマー」と呼ばれる人がいたり、「ゲーム実況」というジャンルの動画がYoutubeなどで流行ったり。

つまり、理由はよく分からない、しかし強いこだわりを持って取り組める分野が鍵となるということです。
ファッションに強いこだわりを持っている人、とにかく歌うことが好きな人、人を笑わせるのが好きな人。
こうした偏愛を突き詰めていくことで、価値が生まれるんです。やがてそれは仕事になります。

何でもいい。「これだけは本当に好き!」というものを基準に進んでみること。
ぼくの場合は、音楽と書くことを自分の中の軸として置きました。

それが好きで得意なことなら尚更良い。
好きなことで相手の役に立ったり、褒められたりする経験は、自己肯定感を高めてくれるからです。

「好きのバージョンアップ」が活動の幅を広げる

興味深かったのが、好きなことは、続けていくうちに価値のバージョンアップを起こしていくということです。
好きなことを続けると、それが他の要素と結びついて新しい価値を生み出す。
これにはなるほどなと思わされました。

ぼくの場合を例に出すと、まず記事を書くことからスタートしました。
そして、ブログの記事を書き続けているうちにやがて、取材の記事を書くように。

自分はもともと人の話を聞くのが好きでしたので、その人の生き方とか活動に触れることができる取材記事の執筆は非常に相性が良かったんですね。
実際に取材した記事を公開すると、相手から「ありがとう!」や「すごく良かった!」などのポジティブな言葉を頂くことが出来ました。
取材の経験からイベントのファシリテーターをすることもあり、活動の幅が広がるのを実感します。

「好き」をもとに生み出せる価値は、どんどん進化していくのです。

「偏愛」がこれからの時代を生きる鍵になる

不自由なく暮らしてきた経験から、達成する大きさや、欲望をもとに頑張ることが難しいぼくらの世代。上の世代との相違によって苦しむ人も多い。

そして、テクノロジーが社会の構造をガラリと変え始めています。労働のスタンダードがこれから変わっていくでしょう。

もし今、好きではないことしかしていないのだとしたら、無条件に「好き」と言えることを探して、それを使って世の中に発信してみてください。少しずつで良いです。
やがてそうした活動が様々な要素と結びついて、自分の可能性が広がっていくのを実感できるでしょう。

 

(2018/01/26 現在)
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30日間は無料ですので、これを機会に登録してみてはいかがでしょうか。

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やまりょう

1996年12月6日生まれ。本名は山口遼大(ヤマグチリョウタ)。 埼玉大学経済学部に所属する大学3年生で、2017年10月~2018年10月まで休学中。 “新しい時代の生き方を考える”をテーマとした個人ブログ「Ad-Libi」を運営し、「好きを仕事にする」ことに対するハードルを下げるための情報を発信。起業家やフリーランスのリアルに迫る取材活動を行う。また、ライターとして外部メディアでの記事執筆も担当している。

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